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韓国ドラマ『その年、私たちは』- きっとあなたもチェ・ウンのことが好きになる

2022-01-29

ミント

『その年、私たちは』を完走。

チェ・ウシク演じる、チェ・ウンにガッツリ癒されました。

この記事の内容

  • 『その年、私たちは』の概要
  • 『その年、私たちは』の考察

『その年、私たちは』の概要・予告編・登場人物(キャスト)・見どころ

作品概要

タイトルその年、わたしたちは
監督キム・ユンジン
脚本イ・ナウン
キャストチェ・ウシク
キム・ダミ
キム・ソンチョル 他
製作年・国2021年・韓国
エピソード16エピソード
配信時間1エピソード:約60分
ドラマタイプロマンティックコメディ、優しい、癒し
おすすめランク💠超おすすめ
おすすめランク:💎殿堂入り 💠超おすすめ 🔷おすすめ 🎦趣味は人それぞれ
出典:Netflix

登場人物 -(キャスト)

主な登場人物

チェ・ウン(チョ・ウシク)
ちょっと抜けてるアホキャラ。ダラダラとしているようで、絵を描く時は並み外れた集中力を発揮。高校時代、ヨンスとドキュメンタリー番組に出演。高校時代の成績は最下位。

クク・ヨンス(キム・ダミ)
広報会社のチーム長。性格はキツいが仕事はできる。人を寄せ付けない女。チェ・ウンに対してツンデレ度高。高校時代は成績トップ。

キム・ジウン(キム・ソンチョル)
ウンの幼馴染で親友。感情の起伏を表に出さない。冷静だが辛辣な一面も。ウンとヨンスを静かに見守る男。テレビ局のPD。ドキュメンタリー番組を制作している。

『その年、私たちは』ココが見どころ

見どころポイント

  • チェ・ウシク演じるチェ・ウンに癒される&可愛さにどっぷりハマる
  • 高校生を演じるウシクとダミの若さに驚愕。彼らの弾けっぷりがイケてる
  • 素直じゃないウンとヨンスが自分の気持ちに向き合う過程
  • 無表情のキム・ジウンの存在感
  • やさしい映像と初夏を思わせる演出が美しき

一番の見どころは、チェ・ウシク演じるチェ・ウン。
多くの人が彼にハマるはず。


ボーッとしていて、能天気で、どこかほっとけない雰囲気が漂うウンは、間違いなく母性本能をくすぐる存在。
アホキャラで可愛さも倍増、誰からも愛されるキャラクターなのだ。

その一方で、妙に執念深かったり、やることなすこと幼稚だったりと、「あらら」と呆れる部分もあり。ある意味、人間らしさ100%の男でもある。


そんな彼の良き資質「ブレない強さ」は絶妙な安定感を醸し出し、能天気キャラとのギャップに心をくすぐられることになる。

加えて、学生時代、恋人同士だった頃の二人の描写も秀逸。
ウンの一途さや、ヨンスに尽くす姿は、圧倒的なときめきを提供してくれる。

ウシクが持つのんびりした雰囲気が、ウンのキャラクターとシンクロし、見ているだけでも癒されてしまうのだ。

さて、この物語は過去の回想シーンがかなりの割合を占める。

その中でも、高校時代のウンとヨンスの描写が特にイイ。


まず、ウシクとダミの制服姿にまったく違和感がないことに驚く。
二人がふざけ合うシーンなど、まさに高校生。
ウシクがあるインタビューで、「制服を着ると若返る」と語っていたが、だとしても、俳優の演技力に感嘆する。

ウンのみならず、ヨンスの魅力も炸裂。
生意気さや性格のキツさをフルに発揮するヨンスだが、憎めないかわいさがある。

何はともあれ、ウシクとダミが演じたからこその『その年、私たちは』。

映画『Witch 魔女』以来の共演となった二人の息はピッタリ。
そんな二人が『Witch 魔女』とは真逆の関係性を演じているところも、このドラマの見どころのひとつだろう。

そして、忘れてはいけないのが二人を見守る男、キム・ジウンの存在。
無表情でひたすら静かな男、ジウンが併せ持つ「純粋さ」みたいなものが、たびたび心を打つ展開。

ところで、キム・ジウンを演じたキム・ソンチョルといえば、人気ドラマ『ヴィンチェンツォ』で、ヴィンチェンツォに恋するミンソンを演じていた。
彼がヴィンチェンツォを見つめる乙女な眼差しが懐かしくなる。

『その年、私たちは』は、新たな一面を見せてくれる俳優たちの演技を堪能しつつ、優しいときめきに癒される、心温まる作品だ。

ミント

Netflixで配信されています

『その年、私たちは』考察 (ネタバレあり)

『その年、私たちは』には、2つの転換点がある。

第1の転換点はエピソード8。
撮影旅行で、自分の気持ちに整理がつかないまま、ヨンスにキスをしたウンの行動がそれ。

第2の転換点はエピソード11。
ウンが心の傷をヨンスに語る、路上寝転びシーンだ。

つまり視聴者は、2つの転換点を挟んで、ウンとヨンスの「3つの異なる関係性」を見守ることになる。

整理すると、こんな感じ。

転換点となるエピソードウンとヨンスの関係性
第1転換点Ep8再会後の険悪な関係 (Ep1-8)
第2転換点Ep11恋人になるまでの微妙な関係(Ep9-11)
ひと皮むけた二人の新しい関係(Ep12-16)

一つづつ、考察したい。

憎しみと情熱のあいだ(Ep1〜8まで - 再会後の険悪な関係)


物語前半は、ウン vs ヨンスの衝突が描かれる。

ヨンスに再会したことで彼女への恨みが再燃したウンと、ウンの幼稚さに反発するヨンス。会えば喧嘩の二人だが、お互い相手への未練が垣間見える。

特に、気持ちの整理がつかないウンの動揺と葛藤が激しく、そんな彼の感情の変遷が、二人の歴史と共にコミカルに描かれる。

この前半パートで、視聴者はウンにジワジワと惹かれていく。
前章「ココが見どころ」に書いたとおり、ちょっとアホなキャラクターや、能天気な性格が母性本能をくすぐるのだ。

そして、ウンの最大の魅力、「一途さ」が回想シーンで存分に堪能できるのがたまらない。
ヨンスの尻に敷かれながらも、真っ直ぐに彼女を想う、学生時代のウンの姿にときめかないわけがない。

たとえば、高校時代。
ウンがヨンスが背負うリュックの取手を持ち上げ、彼女が重さを感じないように気遣うシーンなんて、もう、キュン死寸前だ。

これはほんの一例で、ウンの「揺らぐことないヨンスへの愛情」が視聴者の心を捉えていたであろうことは間違いない。

一方、学生時代のヨンスは「性格の悪い女」「キツい女」として描かれる。
29歳にもなれば、それなりに丸くはなってはいるとはいえ、「キツい女」の部分は健在だ。
しかし、成績ビリだったウンは今や画家として成功し、すかっり立場が逆転。
それでも強気を崩さないヨンスの姿は、ある意味可愛らしい。

そんな二人は、まったくもって大人気ない。
ウンに至ってはヨンスが嫌がることなら進んで実行する始末。
「相手がその気なら」とムキになるヨンスとウンの距離はちっとも縮まらない。

でも、これは二人にとって必要なプロセスだ。
お互いの心に溜まった(特にウンの心に溜まった)怒りの感情を吐き出さなければ先に進めない。

そんなこんなで、延々と怒りをぶつけ、意地を張り合い、すれ違う二人。
いや、正確には、すれ違いながらも、相手への想いを隠しきれず、要所要所で思わせぶりな発言や行動をしてしまう。そしてそれが、相手を翻弄するという流れ。

さて、第一転換点となった突然のキス。
このウンからのキスは、果たして愛情なのか、それとも憎しみ混じりの衝動なのか。
そもそも愛と憎は表裏一体。区別するのは難しい。

何はともあれ、「最悪の再会から、お互いの未練を認めるまでの感情の動き」は、8エピソードという長きの時間をかけ、じっくりと描かれる。

この前半パートの丁寧な描写が土台となって、後半に効いてくるのだ。

しあわせよ、こんにちは(Ep9〜11 - 恋人になるまでの微妙な関係)

物語前半、思う存分感情をぶつけ合った二人だが、ようやく「ラブ・アゲイン」のタイミングがやってくる。



それと並行して、NJやジウンといった、ウンとヨンスに想いをよせる人々のアレコレがあるわけだが、彼らの影響は限定的で、結局のところウンとヨンスの障害になることはない。

ところで、最近のロマンティクコメディの傾向だと思うけど、「悪者」がまったく登場しないパターン多し。みんないい人で物分かり良し。そういう意味では、落ち着いて物語を楽しめる。

話を戻す。

傷つくのを怖がるウンのペースに合わせ、少しづつ歩み寄るウンとヨンス。
エピソード11の終盤、二人はついに素直な気持ちを伝え合う。

僕を愛してくれる君に会いたかった  

この、ウンの想いのこもった言葉には涙。。
ウン沼にハマった視聴者としては、アホキャラとのギャップに萌えずにはいられない。。

そして、ついに第2転換点。

ウンは「実の父に捨てられた」という衝撃の過去を告白するのだ。
ウンが抱えていた寂しさや、「捨てられる」ことに過剰に反応する理由もここで明らかになる。


そして、この告白の意味は大きい。

いままで胸に仕舞い込んでいた秘密を、このタイミングで告げたことにウンの決意を感じる。

それは、ヨンスに自分の全てを理解してもらいたいという意図あってのことなのかもしれない。
でも、この告白の本質は蓋をしていた自分の心と対峙しようとする、ウンの心境の変化にあると思うのだ。

そしてそれこそが、ウンが成長するための「初めの一歩」になった。

1992年生まれ、キム・ジウン(主役をささえたキム・ジウンの存在あってこそ)

さて、ウンとヨンスの最終章を語る前に、彼らを影で見守るキム・ジウンについて綴りたい。

告白できない男「キム・ジウン」は、この物語の中で一番、割りに合わない役回りだ。
あぁ、悲しき29歳。

そして、ジウンの人生に影を落としているのは母親との不仲。幼児虐待並みの母親による無関心は、ジウンの心を深く傷つけた。

そんな彼を温かく包み込んでくれたウンの両親や、親友ウンを失うことは、彼にとって生きる縁を失うこと。最も避けたいことだった。



それゆえに、高校時代から好きだったヨンスへの想いを封印する。

あぁ、ジウンの秘めた恋がせつなすぎる。

でも結果として、ジウンの欲のなさ、そしてナイーブさが、この物語の純度を上げ、主役二人の恋を引き立てたのだと思う。
そういう意味で、彼は準主役としての役割をしっかり果たした。

さて、仕事では活躍を見せるジウン。

彼は、エピソード3でとても大切なことを語っている。

それは、撮影を拒否するヨンスを口説くために、「ドキュメンタリーとは何たるか」を説明する場面だ。

人生の ある瞬間の記憶が どれほど尊いものか

物語の多くの部分が回想シーンで展開するこのドラマにおいて、最大のキーになる言葉だと思う。

高校時代のドキュメンタリーがウンとヨンスにとってどういう意味を持つのか、そして、これから撮影する記録が将来どういう意味をもつことになるのか。

そんなことを暗に問いかけているのだ。

愛してる、愛してる(Ep12〜16 - ひと皮むけた二人の新しい関係)

話をウンとヨンスに戻す。

再び付き合うことになったウンとヨンス。
彼らのラブラブっぷりをたっぷりと堪能できるのがエピソード12以降。


他の介在を許さぬ、二人の幸せな時間が視聴者をも幸せにする。

壁ドンから子犬顔でヨンスを見守るウンの表情まで、何もかもが愛おしい。
エピソード12以降、ウンの魅力は最高潮に達する。

さて、同じ過ちを繰り返したくないウンとヨンス。
二人の関係は、学生時代のそれとは似て非なるもの。より慎重に、しかし思いやりを持って相手に接している。

そう、彼らはようやく、大人への階段を登り始めたのだ。


そして、忘れてはいけないのがエピソード11の「告白」。
この告白をきっかけに、二人の関係性に新たな変化の兆しが訪れる。

ウンが海外留学を決めたことや、ヨンスが韓国に残ることを決めたこともその一貫。
そしてそれは、ウンとヨンス、それぞれの自立につながっている。

お互いに執着するのではなく、それぞれが自分の人生を生きること。
自分の人生があってこそ相手を幸せにできるし、自分も幸せになれるのだ。

そして、最終回。
とんとん拍子な伏線回収が心地よい。

最も重要な伏線回収は、ウンの愛の告白。

学生時代のヨンスが、「私が好き?」「私のことが相当好き?」「私がそんなに好き?」と、問いただしてまで引き出したかった言葉を、ウンがついに口にする。

愛してる


すごく短くて、しかしすごく意味のあるその言葉は、ウンが本当の意味でヨンスに心を開き、彼女と向き合う覚悟ができた証でもある。
そしてなにより、ヨンスが一番欲していた言葉だ。

エンディングの舞台は2年後。

不眠症だったウンのセリフが気が利いてる。

「また睡眠不足か?」と尋ねるジウンに「豚肉の漬け込み時間は?」と質問返しをするウン。
それに対して「8時間?」と返すジウンに、満面の笑みでこう答える。

「10時間寝たんだ 豚肉を超えた」


このセリフは、エピソード1のウンとジウンの会話になぞらえている。
ジウンに「ひどい顔だ」といわれた寝不足のウンが「豚肉はタレに8時間漬け込む。昨日は2時間半しか寝ていない。つまり豚以下だ」と答えたシーンがそれだ。


いずれにしても、不眠症だったウンが眠れるということは、精神状態の改善を示唆している。すなわちそれはヨンスとの関係、そして人生そのものが良好であることを表している。

そしてもうひとつ重要な伏線回収が。

それは、人の絵を描かないウンが、初めて出会った日のヨンスの姿を描いたこと。

「変わらないものが好きだ。でも時が経てば人は変わってしまう。だから自分は人と時間を描かない」

かつてそう言って心を蓋をしていたウンの成長を、何よりも明確に表現しているのは、制服姿のヨンスが描かれたこの絵だ。

その年、私たち(ウンとヨンス)には、色々なことがあった。

やがて、彼らにとっての「その年」は過去になり、その記録は尊いものに変わっていく。

さて、『その年、私たちは』が、こんなにも爽やかに、そしてゆらゆらと観る者の心を揺さぶるのはなぜか。
それは、過去の思い出の延長線上にある、彼らの今現在の幸せを、彼らの「記録」と共に噛み締めることができるからだ。

そしてその価値を高めているのは、ウンの一途さや強さであり、ヨンスの前向きさや聡明さ。

ラストシーン、新たな「記録」の撮影のため、並んで座る二人の間にかつてのような距離はない。

そして笑顔でこう言う。


私たちは夫婦です




そうなのだ。
そういうあなたたちを見たかった。


『その年、私たちは』に温められた2021-2022年、冬。

ありがとう!
チェ・ウン、そしてクク・ヨンス!

あわせて観たいオススメ映画

ウンとヨンスを演じた、チェ・ウシクとキム・ダミ共演作品『The Witch 魔女』を是非観て欲しいです。衝撃的で、スピード感溢れる見応えある作品です。
個人的にはワルいウシクの表情に釘付けでした。

Netflix、U-NEXT、AmazonPrimeVideo、WATCHAなどで配信中。

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*本ページの情報は2022年4月時点のものです。最新の配信状況は各社サイトにてご確認ください。

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ミント

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