2020年2月よりNetflix(日本)にて配信されている「愛の不時着」。
第4次といわれる韓流ブームを巻き起こしたこの作品をきっかけに、韓国ドラマ沼にハマった人も多いはず。
かくゆう私もその一人。
ここでは「愛の不時着沼」にハマった私が、沼の入り口までご案内いたします。
「愛の不時着」について、熱く語らせてくださいませ。
まだ「愛の不時着」を観たことがない方に向けて、このドラマのみどころを紹介してまいります!
「愛の不時着」の作品概要・あらすじ・予告編・登場人物(キャスト)
作品概要
タイトル | 愛の不時着 |
監督 | イ・ジョンヒョ |
脚本 | パク・ジウン |
キャスト | ヒョンビン ソン・イェジン ソ・ヘジ キム・ジョンヒョン 他 |
製作年・国 | 2019・韓国 |
エピソード | 16エピソード |
配信時間 | 1エピソード平均:約1時間25分 |
ドラマタイプ | ロマンティクコメディ・泣いて、笑って、そして号泣。虜になる |
おすすめランク | 💎殿堂入り |
韓国の財閥令嬢で会社代表であるユン・セリが、パラグライダー事故で北朝鮮の非武装地帯に不時着。
北朝鮮将校リ・ジョンヒョクに出会うところから物語が始まります。
二人の恋を中心に展開する「愛の不時着」は、シリアスと笑いがイイ具合にミックスされたロマンティックコメディ。
38度線で分断された南北の現実を背景に繰り広げられるエンターテイメント作品です。
登場人物(キャスト)
登場人物の紹介
リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)
北朝鮮将校。第5中隊の隊長。冷静沈着でそっけないところもあるが部下の面倒見もよい。真面目。心優しいイイ男。
ユン・セリ(ソン・イェジン)
セリス・チョイス代表。クィーンズグループ会長の令嬢。婚外子の彼女は実家に居場所がない。経営者としての実力は確か。自分の美貌には自信がある。
ソ・ダン(ソ・ヘジ)
北朝鮮の百貨店経営者の令嬢。リ・ジョンヒョクの婚約者。音楽家。プライドが高く気が強い。意地っ張りだけど可愛いところも。
ク・スンジュン(キム・ジョンヒョン)
詐欺師で事業家。セリの元婚約者。詐欺師だけに頭がよく、空気を読む力に優れており変わり身も早い。二枚目になりきれない男。
第5中隊隊員
ピョ・チス、グァンボム、ジュモク、ウンドン(ヤン・ギョンウォン、イ・シニョン、ユ・スビン、タン・ジュンサン)
リ・ジョンヒョクが率いる第5中隊隊員。口の悪い最年長ピョ・チス、寡黙でイケメンなグァンボム、韓流ドラマにハマっているジュモク、心優しき最年少ウンドン。
チョ・チョルガン(オ・マンソク)
北朝鮮保衛局少佐。悪い奴。気持ちイイくらい悪い奴
チョン・マンボク(キム・ヨンミン)
北朝鮮保衛局盗聴員。耳野郎。チョ・チョルガンに弱みを握られ逆らえない
「愛の不時着」ココが見どころ
見どころポイント
- リ・ジョンヒョクとユン・セリが繰り広げる「これぞ恋愛ドラマの王道」的な「純愛」に心揺さぶられる&号泣ポイント多数
- リ・ジョンヒョクが理想的キャラクターすぎて、ほぼ確実に心奪われる
- 現実離れした設定にも関わらず、ガッツリのめりこめる脚本の素晴らしさ
- 主役の二人はもちろん、ソ・ダンと&ク・スンジュンのラブラインも見逃せない
- メディ担当として大活躍する第5中隊員たち
- 北朝鮮の村人たちの暮らしぶりの描写が興味深い
- 豪華なカメオ出演
リ・ジョンヒョクとユン・セリの純愛を堪能するのが「愛の不時着」の楽しみ方の王道。
シリアスな場面と可笑しみのある場面がバランスよく、ヒョンビンとソン・イェジンの演技の幅を再確認できるドラマでもある。
また、日頃はそっけないリ・ジョンヒョクが、イザという時にみせる、素朴さとか、優しさとか。そういう細かいところにいちいちときめき、癒される。
そして脚本が素晴らしい。
南北分断を背景にしたドラマや映画は多数存在しているけれど、(少なくとも私が見たことのある映画やドラマでは)シリアス系のものが多い印象。
分断自体がシリアスな現実なので当たり前といえばそうなのだけど、この設定で、こんなにも視聴者をひきつけるロマンティックコメディを作り上げるのは、なかなかすごいことだと思う。
また、現実離れした設定ながらも陳腐さがないのは、北朝鮮の描写が丁寧でリアリティを感じるから。
(実際、ドラマを制作するにあたり脱北者に取材を重ねリアルにこだわったそうです)
そして、忘れてはならないのが第5中隊の存在。
特にユン・セリとピョ・チスの喧嘩は漫才さながらで、このドラマの息抜き&笑い(=オアシス)でもあり。
また、北朝鮮の村の女たちの存在も第5中隊員と同様、笑いと温かみをこの物語にもたらす。
カメオ出演は「賢い医師生活」に出演しているチョン・ギョンホや、「サイコだけど大丈夫」のキム・スヒョンなどなど、有名俳優が多数出演しています。
ちなみに、2020年に開催された第56回 韓国・百想芸術大賞では、主演のヒョンビンとソン・イェジンが揃って「人気賞」を受賞。北朝鮮の人民班長ウォルスクを演じたキム・ソニョンが「愛の不時着」にて女性助演賞を受賞しました。
Netflixで配信されています
『愛の不時着』感想&考察(ネタバレなし)
『愛の不時着』との出会いが私にもたらしたもの
「愛の不時着」は私にとって特別なドラマだ。
もう、何回リピートしたかわからない。
リピートしながらメイキング映像を片っ端からチェックし、OTSを聴きまくる日々。
およそ数ヶ月は、ガッツリ「愛の不時着ロス」状態が続いた。
寝ても覚めても「愛の不時着」だったあの頃、自分が抱いていた感情をうまく説明できなかったけど、あれは「恋」だったのだと思う。
そう、私はリ・ジョンヒョクに恋をしていたのだ。
「愛の不時着ロス」に陥ってから、動画配信サービス上にあるヒョンビンの過去作品を片っ端から観まくった。
そしてわかったことは、ヒョンビンは素敵で大好きなのだけど、私が恋していたのは「ヒョンビンが演じるリ・ジョンヒョク」だということ。
また、「愛の不時着沼」に足を踏み入れてからその想いをぶつけるための場所が必要で、noteに感想を書きまくった。
中には7000字以上書いた記事もあり、あの頃の自分の情熱は「我ながらすごい。。」と思うほど。
そして、その情熱はWEBニュースサイト掲載という形で日の目を見ることになった。
エキサイトニュースさんより同記事群(全8記事)の掲載依頼をいただき、エキサイトニュースサイトにそ掲載されたのだ。
これはとても嬉しかった。
その他にも変化があった。
それは昔の夢を思い出したこと。
かつて私は、脚本家を目指していたことがある(3年くらいスクールにも通っていた)。
もう何年も書いていなかったのに、「愛の不時着」の脚本の面白さに刺激されて再び書いてみたいという欲望が湧き上がった。
早速、すっかり忘れていた脚本のお作法をおさらいし、シナリオコンクールに応募すべく奮闘。
一番締め切りが近かった、テレ朝のシナリオコンクールに応募した。
結果、1次選考(1453名のうち262名通過)は通ったものの、2次選考(262名のうち36名通過)であえなく落選。
しかし、情熱は止まらない。
韓国ドラマをはじめとするあらゆるドラマを鑑賞&研究し、今もコンクールに応募すべく長編シナリオをせっせと書いている。
久々に情熱を注げるものに出会って毎日が楽しい(ありがとう!「愛の不時着」!)
そして、もうひとつ。
字幕で表現されていないオリジナルのセリフが知りたくて、韓国語の勉強を始めた。
NHKの講座をはじめ、GoogleChromeの拡張機能であるLanguage Learning with Netflixの字幕の翻訳機能を使い悪戦苦闘しながらセリフ翻訳に精を出した。
(その後、日本語翻訳版のオリジナル脚本が出版されたので速攻でポチりました→文末「オススメ読本」で紹介しています)。
ともあれ、「愛の不時着」との出会いが私にもたらした最大の功績は、ドラマ熱への再燃。
ある意味運命の出会いだった。
最近は、次々と新作が現れる韓国ドラマに加え、国内・海外ドラマ(韓国意外)の鑑賞に忙しいけど、今でも時々リ・ジョンヒョクやユン・セリ、そして第5中隊の面々に会いたくなって「愛の不時着」を再鑑賞することがある。
そして思うのだ。
「愛の不時着」は何度みても飽きないし、私のホーム的存在なのだと。
同じところで泣いて、笑って、心揺さぶられる。
Netflixで1年近く「今日の総合TOP10(日本)」にランクインし続けたのも、このドラマが多くの人の心を鷲掴みにしたということに他ならない。(私と同じようなリピーターが数多くいたからこそのランクインだったはずだ)
そして私は「愛の不時着」から受けた感動をたくさんの人に伝えたいと想いこの文章を書いている。
そう、「愛の不時着」への愛は止まるところがないのである。
鑑賞後に読んでほしい「愛の不時着」感想
noteに「愛の不時着」の感想を書いています。
こちらの記事はネタバレを含みますのでご注意ください
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オススメ読本
「愛の不時着」完全版 (上・下)
「愛の不時着」オリジナル脚本の翻訳本です
Netflixの字幕との違いを楽しんだり、または、テキスト的に利用すれば韓国語の学習にも使えます。
実際のところ、文字で読む「愛の不時着」は新鮮です。
*韓国ドラマの日本語版脚本は結構レア。日本語で脚本を味わえるのもドラマ大ヒットのおかげですね。